米俳優マイケル・ケネス・ウィリアムズさんの死に関連して72歳の麻薬密売人が投獄された。2021年9月に薬物過剰摂取で死亡したが、今回カルロス・マッシ容疑者が、麻薬の密売と所持を認め、30カ月の禁錮刑並びに麻薬中毒患者施設への入院1年を含む3年間の保護観察を言い渡された。マイケルさんは警察ドラマ『THE WIRE/ザ・ワイヤー』の麻薬密売人を襲う強盗オマール・リトル役などで知られた。
マッシは判事に「起こってしまったことを申し訳なく思います」と語った。一方で『THE WIRE/ザ・ワイヤー』のクリエイターであるデヴィッド・サイモンは、ニューヨーク・タイムズ紙に宛てた手紙の中で「自身の責任を認め」「ほぼ読み書きができず、自らも人生を通し中毒に苦しんできた」というマッシの投獄で「よいことは何もない」として、マンハッタンの裁判所の判事に寛大な判断を求めていた。
2021年9月マイケルさんの甥の男性が、数日間マイケルと連絡が取れなかったことから自宅を訪問。倒れているマイケルを発見、救急車が駆けつけたもの既に死亡していた。自宅内ではヘロインや薬物摂取に使用される器具が発見され、死因はフェンタニル、ヘロイン、コカインの複合効果による急性中毒と結論が出されている。