ジョン・F・ケネディ大統領の妻ジャクリーン・ケネディは、マリリン・モンローから夫と話したいという電話を受け、「気になってしょうがない」状態になったと言われている。1963年11月にケネディ大統領が暗殺される1年以上前に、夫と不倫関係にあったと噂されるハリウッドのスターのマリリンから電話を受けたジャクリーンは、マリリンが1962年8月に36歳で亡くなったのち何年も心に引っかかっていたという。
1994年に64歳で他界したジャクリーンの伝記『ジャッキー:パブリック・プライベート・シークレット』の著者、J・ランディ・タラボレッリはフォックス・ニュース・デジタルにこう語った。「あの電話には何かがあった。ジャクリーンは後に家族に、マリリンの声には本当に心に残るものがあったと話しています。しかも、深い会話をしたわけでもないのに。本当にマリリン・モンローだったのだろうかと10年間も思い続けたようです。そして、その話題は家族の心に残ったのです」
同書によると「ジャックは家にいる?」と大統領の在宅をマリリンに聞かれたジャクリーンは不在を告げ、電話の用件を尋ねると、マリリンはただ挨拶をしたかっただけと答えたという。電話があったことを夫に伝えると承諾したジャクリーンは、その数年後、マリリンからの謎の電話について「不快だった」と語り、マリリンの「儚く、迷える少女のような雰囲気」に「心を乱された」ままだったと言われている。