「18輪車」なら、どんな道でも大丈夫!? 岩や倒木など、通常では走行できないものの上でもスムーズに走る18輪電動全地形対応車(ATV)が話題になっている。
このユニークなATVは、フィンランドで開発されている。ヘルシンキを拠点とする「18ウィールズ」社はこのたび、電動ATVのプロトタイプを公開した。
同社CEO兼共同創設者のエルダル・アリエフさんは、「私たちのATVは高速で大きな障害物を乗り越えることができる。35センチの大きさの岩や倒れた木、歩道の段差、さらに階段まで乗り越えることができる」と自信を示す。
公開された動画を見ると、確かにどんな道でも走破している様子がうかがえる。「こんなことができる乗り物は、地球上で他にはない。大きな障害物を乗り越えるローバーはあるが、速度が非常に遅く、困難を伴い、乗っている人に不快感を与える」
現在、同社は出資を募っており、今年の年末に新たな試作機を発表することも検討している。