韓国で有名な代表的名字「キム」は、人口全体の約20パーセントに当たる約1070万人を占めているという。次に多い「イ」は約700万人、3番目の「パク」は400万人余りにも上るそうだ。
では逆に、珍しい名字はどんなものがあるのか、ある韓国メディアが特集していたので、代表的な有名人を引用して紹介したい。
♦ナムグン・ミン
ドラマ「昼と夜」「キム課長」「ストーブリーグ」など、正統派から悪役まで幅広い演技力で認められているナムグン・ミンは、複姓(二字の姓)と外字の名前を持つ珍しい俳優だ。多くの人が初めて彼の名を見た時、間違えて「ナム・グンミン」と読んでしまうという。そんなナムグン(南宮)氏は約2万人で、国内の複姓の中では最も多いという。
♦ヨ・ジング
8歳で子役デビュー、これまで数多くの子ども時代を演じ、いまやすっかり大人の俳優へと成長したヨ・ジング。彼の名字は珍しいと言われる中でも、一般的になじみがあるものだという。「ヨ」の漢字は3種類あり、ヨ・ジングの姓と同じ「呂(ヨ)」を持つ人は全国に6万人ほどだとか。
♦オン・ソンウ
サバイバルオーディション「PRODUCE 101」シーズン2により誕生したWanna One(ワナワン)出身で、現在は俳優としても活動するオン・ソンウも珍しい名字の一人。自らも「国内初のオン氏芸能人」と口にしていたほどその数は少なく、全国にわずか800人ほどしかいないそうだ。
♦タン・ジュンサン
ドラマ「愛の不時着」に出演し、以降俳優としてコンスタントに活躍中のタン・ジュンサン。彼の名字は珍しさの中でもトップクラスだ。彼の名字である「湯(タン)」氏は2015年に初めて確認された名字で、国内に5人しかいという。そんなタン・ジュンサンのルーツはマレーシアで、華僑出身の父親の姓を受け継いだもの。そのため、華僑の間では韓国の「キム」氏と同じくらい一般的な姓だと言われている。