バンダイスピリッツは8日、フィギュア「DX 超合金魂 マジンガーZ 50th Anniversary Ver.」の販売予約を開始した。漫画家・永井豪原作の名作アニメ「マジンガーZ」50周年を記念し、作中に登場するロボット「マジンガーZ」を全高約300ミリの大型サイズで再現する。税込価格8万4700円。
過去の商品から造形やプロポーションを一新し、強化装備アイテムも多数装備。新たな発光ギミックを装備。サウンドギミックを大幅に強化し、主人公・兜甲児のセリフ、迫力の効果音、水木一郎による主題歌・挿入歌を歌入りのサウンドで搭載。同社の「超合金」ブランド誕生のきっかけをなった作品だけに、これまでのノウハウを集結し、作品の世界観をかつてない高レベルで再現した。
造形・プロポーション面では頭部と両腕が新たにデザインされ、全身の内部メカニック構造を露出することが可能で、綿密なディテールで内部メカが再現された。必殺技「ブレストファイヤー」を放つ両胸の放熱板に、平面発光するシートが内蔵され、放熱板全体の光量が強化された。ジェットスクランダーなどの強化装備アイテムが多数そろい、新たな造形が施された。音楽演出では同作の主題歌・挿入歌を計4曲、各種必殺技を主人公・兜甲児の声で叫ぶサウンドギミックが搭載され、赤外線リモコンでサウンドと発光の制御を実現させた。
1974年に発売された「超合金 マジンガーZ」が「超合金」ブランドの礎を築いた。ダイキャスト素材の重厚感がある材質が作品のイメージとも合い、ギミックはパンチの発射のみだったものの、発売初年度に50万個を販売する大ヒット商品となった。
その流れを大きく変えたのが、1997年に発売された「超合金魂 GX-01 マジンガーZ」だった。大人向けフィギュアのブーム到来を受け、大人向けブランド「超合金魂」の立上げ商品として発表。映像再現を前提としたスタイルやギミックなど、ブランドの方向性を決めた。
「超合金」「超合金魂」に大きく貢献した「マジンガーZ」は昨年、「超合金魂 GX-105 マジンガーZ 革進-KAKUMEI SHINKA-」として、新たに発売。全身可動アクションにロケットパンチや腹部ミサイルの射出ギミックも備えられ、「超合金魂」の次世代スタンダード商品に位置付けられた。さらなる進化とサイズアップが図られた「DX 超合金魂 マジンガーZ 50th Anniversary Ver.」は、8日開幕の「東京おもちゃショー2023」の同社ブースで試作品が初公開された。