リクルート ”サクラ”行為認め謝罪 オンラインセミナーで学生装い、質問「雰囲気作りのきっかけ」と説明

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(Paylessimages/stock.adobe.com)
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 リクルートは5日、学生向けオンラインセミナーの質疑応答コーナーで、一部社員が参加学生を装い、質問を投げかけた”サクラ”行為や学生に対し、不適切な発言があったことを認め謝罪した。

 社内で事実確認した結果、一部社員が参加学生を装い質問を投稿していたこと、学生に不適切な発言を行っていたことが判明したという。同社では、少なくとも20件以上のセミナーで”サクラ”行為が行われていたとみられている。

 同社は声明を発表し、「当該行動については、昨今の学生向けセミナーがオンライン形式での開催となる中、質疑応答コーナーにおいて、参加される学生の皆さまが、質問しづらい雰囲気になりがちであったことに対し、質問しやすい雰囲気作りのきっかけとして、過去の代表的な質問をその場に投げかけていたものでした」としている。「オンラインのイベントは出入り自由ですか?」「イベントには私服で参加してもいいですか?」と具体的な質問内容についても明かした。

 続けて「弊社としましては、弊社社員が、質疑応答の際に、参加学生を装い質問を投げかけていた行為や、『サクラ』などの不適切な表現を用いていたことについて、不誠実な行為であったと大変厳しく受け止めております」とし、「今後、このような行為が再発しないよう、社内における教育、啓発により一層注力してまいります」と結んだ。

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