ジャニーズ事務所は26日、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害問題に関し、「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役の就任」を発表した。
「心のケア相談窓口」は「弊社には現在に至るまで多くのタレントが所属しており、今回の問題については、声を上げられたかどうかに関わらず、所属経験のあるすべてのタレントへの心のケアが最重要と考えております」とし、専門家の監修のもと心療内科医に委嘱し、心を痛めたジャニーズ事務所所属経験者を対象に、31日から開設する。完全にプライバシーに配慮した形で心療内科医・公認心理師が心の問題に対応し、ケアを行う。
また、「今回の問題は、弊社におけるガバナンス上の課題を浮き彫りにしたものであると考えております。複数の識者の目を入れて、弊社の問題点をしっかりと受け止める必要があり、それなくして未来への道はないと考えております」とし、3人の専門家による「外部専門家による再発防止特別チーム」を組成。再発防止に向けジャニーズ事務所への提言を行う。
さらに、元プロ野球・日本ハムで今年のWBC侍ジャパンでヘッドコーチを務めた白井一幸氏ら3人の「社外取締役」が就任し、経営改革を進めていく。