お笑いコンビ・チュートリアルが21日、京都・KBSホールで、公開収録イベント「LIVE！キョートリアル！出版記念的チュートリアル ―再始動（リブート）―」に出演。20日にフジテレビ系で生放送された、結成16年以上のコンビが競う漫才の賞レース「THE SECOND～漫才トーナメント～」で優勝したギャロップを祝福した。
「THE SECOND」は出場資格のひとつに「全国ネットの漫才賞レース番組で優勝していないこと」があり、2006年にM-1グランプリを制した2人は出場資格がない。優勝したギャロップ含め、交流のある面々がしのぎを削る姿をTVで鑑賞し、徳井義実（48）は「M-1はどういうネタをするのかという一点しか見てないけど、『THE SECOND』はエモ過ぎた」と感慨深げ。福田充徳（47）も「グッときたよな、すごかった」と語った。
イベント後、囲み取材に応じた2人。徳井はギャロップの優勝を「苦労人っちゃ苦労人で、昔から『ギャロップは面白い』って言われてるけど、完全に日の目を見ることはなかったので、うれしいですね」と喜んだ。福田も「初めて林をカッコいいと思いましたね」とボケの林健（45）をいじり気味に褒めつつ、「昨日のギャロップの漫才は出来も良かったんじゃないですか。たぶん本人たち的にも」とチャンスをつかんだ後輩の漫才を手放しに称賛した。
また、一回戦でテンダラーを下し、準決勝進出を決めた際にツッコミ・毛利大亮（41）が涙した場面について、徳井は「泣くの早いな、まだやぞ」と思ったというが、「あそこでいったん泣いたから、あと二本落ち着いてできたのかもしれないですね」と分析。「でも、テンダラーさんもお世話になっているから…」と旧知の仲同士の戦いに複雑な心境を吐露しつつ「M-1とは違う熱を持って見てましたね」と大会を振り返った。
公開収録イベントは、02年4月に放送を開始した、冠番組「キョートリアル！コンニチ的チュートリアル」（KBSラジオ）の傑作トークをまとめた書籍「キョートリアル！自伝的チュートリアル」（22日発売、ヨシモトブックス刊）の出版を祝って開催。福田は「こんな本を出してもらえるような内容のラジオじゃないなと思いつつも、読んでみると結構いいことを言ってたりとか、何かしら刺さる部分はあるんじゃないか」とアピール。番組20年の歴史が詰まった300ページ超えの大作に、徳井も「こんな分厚くなると思っていなかった。すごくいい時間つぶしになるんじゃないか」と話し、「僕らにとっても、アルバムのようになっている」とページをめくり懐かしむように語っていた。
◇番組概要
KBS京都ラジオ『キョートリアル！コンニチ的チュートリアル』 毎週土曜日22:00～23:00
公開収録分は、第一部が5月27日、第二部が6月3日の22:00～放送予定
◇書籍情報
「キョートリアル！自伝的チュートリアル」 1760円（税込）／ヨシモトブックス刊
Amazon URL：https://www.amazon.co.jp/dp/484707310X
