観光ホテルの受付で働く主人公の白井桜は、同じ職場の綿貫圭介に惹かれ、本命の彼女として付き合いたいと思うようになるが、圭介は態度をはっきりさせない……。そんな微妙な関係に悩んでいた桜のもとに、恋の妖精「ざくちゃん」が登場し、恋のレッスンがスタートする！果たして、桜は本命になることができるのか？──恋愛ベタや曖昧な男女関係に悩む読者などから共感の声を集めた恋愛漫画『溺愛カレシの作り方 セから本命になる女の子の話』。
Twitterに発表された本作は、恋愛に悩む読者たちから共感を集め、累計で約1000万インプレッションを越える大きな話題となった。その勢いは止まらず、Twitter発の作品として5月20日には完全版が書籍として出版された。
恋愛漫画の中で今最も熱い注目を集めるこの作品について、作者であるざくざくろさん（@timtimtooo）にインタビューを敢行。本作誕生のきっかけから、創作秘話について教えてもらった。また、この記事では本作の一部を特別に掲載する。
日常で見過ごしがちな感情も描きたい。
男女の微妙な関係や、女性の揺れ動く感情を微細な筆致で描かれた本作。この点について、ざくざくろさんは、漫画創作のこだわりとして、次のような話をしてくれた。「これまでに経験した感情や、学んだことをそれぞれのキャラクターに入れて、できるだけリアルに見えるように描いています。意識している点は、ドラマティックな感情ばかりを描くのではなく、日常で見過ごしてしまうような些細な心の動きも描くように心がけています」。
そして、本作誕生のきっかけについては、恋愛お悩み掲示板として知られる「ぐっどうぃる博士」が影響しているという。「大学生のときから『ぐっどうぃる博士』のサイトをずっと読んでいまして、恋愛が心理戦みたいになっているのが面白いなと感じ、漫画でそのような視点で描いてみたいと。それに、若い頃を思い出すと復縁で悩んでいる子が多かったという記憶もあったので、男女の微妙な関係をテーマにしようと思いました」と、自身が見聞きした経験も大いに反映されていると話す。
「両思いになったり、復縁の可能性がぐっと高まるので、がんばってください。漫画の中にでてくる恋の妖精も応援しています！」というメッセージを最後に送ってくれた、ざくざくろさん。まさに今、恋愛に悩んでいる人は、さまざまな恋愛のヒントが描かれたこの作品を参考にしてみることをオススメしたい。
＜ざくざくろさんInformation＞
▶Twitter https://onl.tw/ctSk92g
▶書籍情報 /
書名：『溺愛カレシの作り方 セから本命になる女の子の話』
価格：605円（※電子版のみ）
出版社：コルク
発売日：23年5月20日
販売サイト：https://onl.tw/xLPGjWH
