神戸市にある「神戸どうぶつ王国」のマヌルネコ・ナル(オス、2歳)とアズ(メス、4歳)は人気者。シベリア南部から中央アジアの砂漠地帯・樹木のない岩石地が生息地で、環境に適応するために厚い毛で覆われ、小柄でクリッとした愛くるしい目が特徴だ。担当の月原ひとみさんは「やはり、見た目が愛らしいですから」と人気の理由を語った。
ナルは好奇心旺盛、アズは警戒心が強いと性格は違うが、2匹は仲良し。「追いかけっこをしたり、疲れたら一緒になってぐっすりと寝たり。お互いに安心して落ち着けるみたいですね」と目を細める。
ただ、昨年9月にお見合いさせる時は緊張感が漂った。相性が合わなかった時のことを考えると…。だが、その心配も取り越し苦労だった。
それでも、病原菌が死滅するような標高の高い地域に生息するため、飼育には細心の注意を払う。施設を自然の環境に近づけ、消毒も念入りに行っている。
まだまだ新婚のナルとアズ。「2匹が仲良くしている姿を見に来てください」と月原さん。〝アツアツ〟ぶりを間近に見れば、癒やされることは間違いないだろう。