コロナ5類で日常戻る?6割が「風邪以下」と認識 「感染しても出社」の声 薄れる警戒&人材不足が背景

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージです(moonrise/stock.adobe.com)
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 今月8日に新型コロナが5類に移行。感染や濃厚接触した場合の自粛期間や療養期間、またマスク着用基準などさまざまな変化があった。キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営する株式会社ライボの調査機関「Job総研」はこのほど、「コロナ5類移行に伴う意識調査」をインターネットで実施し、その結果を公表した。

 同調査は、全国の20~50代の男女で、20~1000人以上規模の会社に1年以内~10年以上勤務している社会人757人に対して、4月19~23日の期間で実施された。

 まず、5類移行後にコロナ禍前の日常に戻れるかを聞くと、「戻れる」が16.1%、「どちらかといえば戻れる」が44.6%で、これらを合算した60.7%が「戻れる派」となった。一方、「戻れない派」の39.3%の内訳は、「戻れない」が19.7%で、「どちらかと言えば戻れない」が19.6%だった。

 また、コロナに対する現状の警戒レベルを、レベル①「全く気にしていない」、レベル②「一般的な風邪以下」、レベル③「一般的な風邪と同等」、レベル④「インフルエンザと同等」、レベル⑤「インフルエンザ以上」の5段階で調査。①が10.6%、②が14.3%、③が36.5%、④が30.5%、⑤が8.1%となり、この結果、61.4%がコロナを「一般的な風邪と同等以下(レベル①~③)」と認識していることが明らかになった。

 続いて、今後コロナに感染した際の外出自粛意識を聞くと、「症状に関係なく自粛なし」が50.6%で最多。「症状が軽ければ自粛なし」が24.3%、「症状が軽くなり次第、外出する」が14.3%となり、「推奨通り5日間は自粛する」は10.8%にとどまった。

 最後に、コロナに感染した際の出社意識について聞くと、「推奨通り5日間は出社しない」が63.7%で最多。その一方で「症状が軽くなり次第、出社する」が18.6%、「症状が軽ければ休まず出社する」が11.2%、「症状に関係なく休まず出社する」が6.5%となり、合わせて36.3%が推奨の5日間を前に出社する意向を示したことが分かった。

 5日間を前に出社する理由としては「風邪と同等の症状であれば、仕事に穴をあけるわけにいかないから」「人材不足なこともあり、感染しても軽症であれば出勤してほしいと言われている」「今年に入って、実際に感染者が出社しているケースが増えた」などの声があった。

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