久本雅美「笑いが精力剤」64歳でも笑いにどん欲「シン・久本でなく、珍(獣)・久本に進化したいな」

中江 寿 中江 寿
舞台をPRする久本雅美
舞台をPRする久本雅美

 お笑いタレントで女優の久本雅美(64)が9日、大阪市内でWAHAHA本舗全体公演「シン・ワハハ」(7月29、30日、大阪・森ノ宮ピロティホール)の取材会を開催。「大阪のお客さんは温かく、待っているお客さんもいるので、オール新ネタで笑いの渦に巻き込んでいきたいです」と抱負を語った。

 今年7月で65歳。体調には気を使っている。舞台のために初めて禁酒、睡眠時間は7時間。冷たいものは飲まない、アルコールは熱かんか常温。整体にも通う。その中でも元気の源は笑いだという。「なければ死んじゃいますね。どれだけ疲れていても、お客さまが笑ってくれれば元気になります。私の栄養ドリンク、精力剤。なくてはならないです」。舞台で演じることで笑いを届けることが、この上ない喜びだ。

 舞台は年々、面白さが増してきた。「役柄に乗っかってですけど、自分の勝負がはっきりしますからね」。ワハハは客イジリもありながら、舞台を盛り上げていく。ウケたり、ウケなかったりの日々。「ワハハの世界が大好き。やり続けていくことが、生きている証し、根本」と目を輝かせる。

 「笑いは面白いし、難しい。永遠に求めていくものですね」。まだ答えは見つかっていない。「高齢ですけど、足腰を鍛えて舞台を走り回りたい。シン・久本でなく、珍(獣)・久本に進化したい」と舞台のタイトルに引っかけながら、笑いに対する意欲は年齢を重ねても衰えることはない。

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