米マテル社が、過去に例がないダウン症のバービー人形を発売する。同社は、この新商品によって、さらに多くの子供たちが自分を表す人形を見つけ、遊びを通してさまざまなストーリーを語ることができるようになるとしている。
新バービー人形のキャンペーンに出演しているモデルのエリー・ゴールドスタインはこう語った。「ダウン症のバービー人形が存在することをとてもうれしく思っています。この人形を見て、とても圧倒されました。バービーがこれを世界に広めるのに私を選んでくれたことは、私にとって大きな意味があり、とても光栄で誇りに思います。私にとって多様性は重要なことであり、世界で私のような人たちが隠されることなしに、人々からもっと見られる必要があります」
マテル社は、米国の国立ダウン症協会(NDSS)と緊密に協力し、遺伝的障害を持つ女性の顔や体の特徴をより分かりやすく表現した人形を開発した。この商品は、人形の服やアクセサリー、パッケージを通して、ダウン症のコミュニティを称えることを目的としているという。
英国ダウン症協会の最高責任者であるキャロル・ボーイズ氏は、こう語った。「ダウン症のあらゆる側面をサポートする英国唯一の慈善団体として、私たちはしばしば、自分の子どもたちが主要なメディアで十分に表現されていないと感じている家族から話を聞く事があります。それゆえに、このコミュニティの子どもたちが、自分たちとその人生を象徴するような人形で遊ぶことができるようになることを歓迎します」