衆議院山口4区の補欠選挙が23日に行われ、立憲民主党から立候補した有田芳生氏は落選が確実となった。NHKが投票締め切りの午後8時からほどなく、自民党の新人で公明党が推薦する吉田真次氏の初当選が確実と報じた。
有田氏はジャーナリストとして活躍し、2007年、新党日本副代表に就任。その後民主党に移籍し、2010年参院選に比例区から立候補し初当選。改選となった16年の参院選も当選したが、昨年の参院選は比例代表で出馬も、3選を逃していた。
安倍元総理の死去に伴い、新人5人で争われた山口4区。昨年の参院選後は統一教会を巡る報道で度々メディアに登場。全国区の知名度を誇る中の出馬で、選挙戦では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を掲げた。安倍氏を含めて自民党と旧統一教会の関係を批判し、支持を訴えたが及ばなかった。