牛
牛にげっぷを抑える薬を与えることで、地球温暖化を防止する計画が英国で進められている。家畜の牛にメタンの抑制剤を含めた餌を与えることを義務化することで、有害ガスの放出を防止。2050年までに温室効果ガスを一切増やさないことを目標に掲げている。
牛などの家畜による二酸化炭素の放出量は、人間の活動によるものの約14%に上るが、そのガスはおならではなくげっぷから発生する。
英国の全国農業組合(NFU)の会長代行、トム・ブラッドショー氏はこう話す。「この製品の有効性を示す証拠があります。飼料の消化率にどれだけ影響を与えるかはまだ未知です。しかし研究を続けメタン排出量を減少させる努力が必要です」