「アスレチックス0-6エンゼルス」(2日、オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、五回に1号ソロを放つなど、4打数1安打1打点。トラウトとの2者連続弾でチームの連勝に貢献した。
敵地フィールドにどよめきと歓声が響いた。五回。トラウトと大谷が連続で130メートル級の本塁打を放った。18年にチームメートになってから23本目となる“トラウタニ弾”。通算6度目の連続弾で勝利をぐっと引き寄せた。
昨年9月7日のタイガース戦以来となるアベック弾。だれよりも先にベンチを出て2人を出迎えたのは新加入の外野手フィリップスだ。ヒルマン元日本ハム監督の愛娘の夫でもある親日家。昨季使用したカウボーイハットの準備が間に合わず、この日はNBAウォリアーズのチームロゴが入った麦わら帽子を二人の頭にかぶせ、恒例の本塁打の儀式で祝福した。
「バック・トゥ・バックにはすごく興奮したよ。去年までは敵として守っていた外野できょうみたいなことをやられていたけど、今は同じチーム。みんなバットがよく振れているし、見ていて楽しい。この流れを(次カードの)シアトルにももっていきたい」
メジャー通算28本塁打。昨季は5本塁打で7月17日を最後に一発が出ていないフィリップスは「いつか自分もかぶりたいし、他の選手もかぶることを楽しみにしてるよ」とにこやかに話した。
球団関係者によると、この日臨時で使用した麦わら帽子は今後、他の帽子に取り替えられるという。