G・パルトロウのスキー事故裁判 直前に息子に気を取られていた指摘をインストラクターが否定

 

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 グウィネス・パルトロウ
 グウィネス・パルトロウ

 女優グウィネス・パルトロウ(50)のスキー・インストラクターが、2016年のスキー事故について、衝突の数秒前にグウィネスが息子モーゼスに気を取られていたという指摘を否定した。グウィネスにスキーを教えていたエリック・クリスチャンセン氏が23日に米ユタ州で裁判の証言台に立ち、同州のディアバレー・リゾートで起こった衝突事故で元検眼医テリー・サンダーソン氏(76)が永久的な脳障害を受けたことにグウィネスの責任はないと主張した。

 当時それぞれ11歳と9歳だったアップルとモーゼスの母親であるグウィネスは、事故直前にスロープでモーゼスが「ママ、ママ、僕がスキーするのを見て」と叫んだことで気を取られていたと指摘されているが、クリスチャンセン氏は「そのようなことは見ませんでした」と証言した。

 また、事故後10秒から15秒で現場に駆け付けたという同氏は、グウィネスからチップを貰い報告書を偽造したという指摘を「馬鹿げている」としたほか、事故当日グウィネスが「無謀で危険であった」という指摘には「全くそんなことはありませんでした」と反論。さらに事故で気を失った人はいなかったとした。

 サンダーソン医師は、グウィネスが「ゾッとする」叫びを口にした後コントロールを失い衝突してきたと証言。一方グウィネスは衝突後に「あなたが私の背中に突っ込んできた」と叫んだことを認め、男性のような「うなり声」を耳にし、体格が大きかったことから相手が男性だと考えたと証言。身体を押し付けられていたこともあり当初「冗談もしくは誰かが変態的行為をしているのではないか」と考えて混乱したと語った。

 グウィネスは、事故で受けたとされる脳障害に対する損害賠償として30万ドル(約4000万円)を求めているサンダーソン医師に反訴。1ドル(約130円)と弁護士費用を加えた「象徴的損害賠償」を求めている。

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