4日に行われたピン芸日本一決定戦「R-1グランプリ2023」で優勝した田津原理音(29)が20日、2017年発足時から「住みます芸人」として地域活動に参加している大阪市生野区役所を表敬訪問。「R-1グランプリ」の騒動について触れた。
R-1ファーストラウンドの採点時に、ネタ披露前の田津原の得点が一瞬表示。実際の点数と同じだったことで、SNS上では〝やらせ疑惑〟などさまざまな臆測を呼んだが、公式ツイッターでは、リハーサル時に入力した仮のデータが制作側の不手際で誤表示したとして説明、謝罪していた。
田津原は「僕が優勝したツイートにリプライで『やらせで取った500万うれしいですか?』とか、そういうのがいっぱい来て」と自身のSNSでの反響を振り返りながら、「今まで無反応だったので。でも、これがなくなったら終わりだと思うので、ありがたいですね」と、〝ディスり〟も前向きにとらえた。
「まったくへこんでいないです。おいしいなと。みんなにいじってもらえて、笑いに変えさせてもらっているので」と騒動を逆手に取りながら「R-1は、みんないろんな面で楽しんでいるのかな」と〝王者〟らしく余裕の対応を見せていた。
優勝後は仕事が急増して東京と大阪の往復生活。東京進出については「マネジャーと相談しながら、これから決めています。すぐに生野区から出て行くとはありません」と話すだけだった。