『ジョン・ウィック』第4弾がシリーズ最終作の可能性 監督が示唆「キアヌと私の中では終わったと」

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チャド・スタエルスキ監督
チャド・スタエルスキ監督

 チャド・スタエルスキ監督(54)がこのほど、『ジョン・ウィック/コンセクエンス』がシリーズ最後の作品となる可能性を示唆した。この新作でも引き続き監督を担ったスタエルスキ監督は、主役を演じるキアヌ・リーブスと自身が同シリーズを当面「休ませる」意向であることを明かした。

 スタエルスキ監督はハリウッド・リポーターにこう話している。「キアヌと私の中では、一応終わったということになっている。我々は『ジョン・ウィック』を休ませるつもりだ。スタジオは計画があるだろうけど。もし皆に気に入られて、大ヒットとなったら、少し考えてみるよ」

 さらに、「マトリックス」シリーズでは、キアヌのスタントダブルを務めたスタエルスキ監督は、同作が日本で公開された時に、またアイディアを交換することになるだろうとして「『ジョン・ウィック』は、なぜだかいつも日本の公開日が一番遅いんだ。いつも3か月ぐらい後だ。今回も同じで、日本でプレスツアーをやって、9月に公開する」

 「キアヌと私は、東京までの長いフライトに乗り、帝国ホテルのスコッチバーで『どう思う?』ってやるんだ。20年もののウィスキーを2,3杯飲んで、いくつかのアイディアを紙ナプキンに書く。もしそのアイディアが頭に残ったら、映画をもう1本作るかもしれない」

 作品を重ねるごとにより大きな成功を収めてきた「ジョン・ウィック」シリーズだが、そのカギは綿密な計画だとして、同監督はこう続けている。「わずかな予算で作った最初の映画の後2億ドル(約266億円)をもらっていたら、台無しにしていただろうね。非常に多くの大作シリーズのセカンドユニットや再撮影に関わってきたけど、全てダメになるんだ」

 「僕達は他のシリーズが、ただ皆のギャラを上げるか、それを幾つかの爆破シーンに使ってしまうのを目にしてきた。予告編は素晴らしいものができるが、内容がない」「だから僕達は、その追加の製作費を3、4か国でのロケに使うことにしたんだ。あとキャスティングにも細心の注意を払う」「僕はセルジオ・レオーネの大ファンで、彼が作った中で、全ての小さなキャラクターが素晴らしくなかった映画は1本もない。それが僕が求めているものだ」

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