参院は１５日に開いた本会議で、政治家女子４８党のガーシー参院議員（５１、本名・東谷義和）の除名を与野党の賛成多数で可決した。出席議員は２３６人で、賛成は２３５票、反対は１票だった。尾辻秀久参院議長が「ガーシー君を除名といたします」と宣告。ガーシー氏はこの時点で、国会議員としての身分を失った。
政治家女子４８党の浜田聡参院議員（４５）は決議後、本会議場の「出席」を示すガーシー氏の氏名標を立てた。浜田氏は記者団に「国会議員として引き続き活動できるよう努力してまいりましたが、力が足りなかった。ガーシーに票を入れてくれた有権者に謝罪したいと思います。申し訳ありませんでした」と述べた。
浜田氏は「ガーシー議員への報告は、このあと考えようと思う。落ち着いたらドバイに行って、直接話をしたい」と、ガーシー氏とドバイで会談する意向を示した。「残念に思うところはあるが、比例代表で政治家女子４８党の議席は減りません。（繰り上げ当選する）斉藤健一郎さんがガーシー議員に負けないような活躍をしてほしい。我々の活動に注目してほしい」とした。
