世界最大のプロレス団体、米WWEから日本復帰を決めた女子プロレスラーSareee(26=フリー)が13日、都内のIGF(猪木元気工場)で会見を行い、闘魂継承を誓った。日本復帰戦となる自主興行「Sareee-ISM」(5月16日、東京・新宿フェイス)に向け「プロレスはエンターテインメントだけではなく、戦いだと思う。キレイ、カワイイもいいですけど、その前に戦いをやらないと。ウソは後からバレる。戦いというものを、日本の女子プロレス界で見せていきたい」と誓った。
2021年4月からWWE傘下のNXTでリングネーム「サレイ」としてデビュー。先ほど、WWEとの契約が円満に終了し、リングネームを戻して、日本での活動再開を決意した。
大の猪木ファンである父親の影響で、幼少時からプロレスに親しみ、中学卒業後にディアナのプロテストに合格し、11年4月にプロデビュー。闘志を前面に出すスタイル、赤いリングコスチュームなどの影響を受けた故・アントニオ猪木さんとは生前に対談企画を行った。「猪木さんのことは尊敬しています。とにかく自分を信じて頑張っていきな、赤が似合うな、と言ってもらえたことがうれしかった」と、レスラー活動の糧となっている。
2年間のWWE参戦を「本当に私の財産になった」と振り返ったSareee。「ティファニー選手とはたくさん戦ったんですけど、キャリアもないのに一生懸命自分を見せようとして、プロ意識が素晴らしいなと思いました」などと刺激を受けた。
自主興行ではタイトル通り〝イズム〟を押し出すつもりだ。自身はシングル戦での復帰を考えており「一発目なので自由に、自分でオファーを出して、自分がやりたいプロレスをやりたい。プロレスに対して自分と同じような考えを持っている選手にオファーを出したい」と意気込んだ。