立憲民主党の小西洋之参院議員が11日、自身の公式ツイッターを更新。自身が国会で公表し、高市早苗・経済安全保障担当相が一部を「捏造」とした行政文書について、総務省の精査を「悪あがき」と非難した。
小西議員はツイッターで「私が公表し、総務省が行政文書と認めた文書は、総務省のエース官僚幹部らが作成し、最高幹部と共に使用しているものです」と断言。「総務省の『正確性の精査』なるものは高市議員のための無駄な延命策であり、岸田総理が安倍政権の違法行為(解釈改変)を誤魔化そうとする悪あがきです」と断罪した。
同文書は放送法の政治的公平性をめぐる総務省の内部文書とされ、小西氏が2日に国会で公表。高市氏は捏造だと反論し、捏造でなかった場合には大臣と国会議員の職を辞すことを公言した。7日に松本剛明総務相が、同文書は総務省の「行政文書」であると認めた。一方で「正確性が確認できないものがある」として、内容の精査を続ける考えも示した。
小西氏はこれに8日、自身のツイッターで「総務省のエース官僚らが作成し、最高幹部で共有(使用)されていた行政文書の正確性を総務大臣が精査するというのがおかしい。当時の総務省が礒崎氏らに強要されて違法行為を行ってしまったことを胡麻化すため、高市大臣の辞職を防ぐための「精査」でしかない。要するに国会の審議妨害です》」と、精査すること自体を非難するコメントをつづっていた。