快活CLUB“究極形態”が「ホテルやん」 シャワー&トイレ完備 1店舗のみ超レア部屋 SNSでも反響

藤丸 紘生 藤丸 紘生
インターネットカフェ「快活CLUB」千里本店にある快活ルーム(提供・快活フロンティア)
インターネットカフェ「快活CLUB」千里本店にある快活ルーム(提供・快活フロンティア)

 インターネットカフェ「快活CLUB」千里本店(大阪府・吹田市内)には、ネットカフェの究極形態といえる部屋がある。その名も、快活ルーム。鍵付完全個室にシャワーやトイレが備え付け。もはやネットカフェの皮をかぶったホテルの一室である。全国約500店舗をほこる同施設で、なんと1店舗にしかない快活ルームの導入目的と展開を担当者に聞いた。

 ゆったりくつろげる鍵付完全個室にシャワー、洗面台、トイレが備え付け。ネットカフェのレベルを軽く陵駕した至れり尽くせりの空間を、ナイト8時間パック(午後8時から午前4時までに入店)では税込2,990円、24時間パックでは税込7,180円で活用できる。利用者などがSNSで紹介すると「やばいな、ホテルやん」「快活のスイートや」「すっげ、住める」「一回、行ってみたい」などの声とともに、たびたび反響を呼んでいる。

 「快活CLUB」では2018年より鍵付完全個室を導入し始め、現在322店舗に導入済み。しかし、鍵付完全個室に備え付けのシャワー、トイレなどが加わった部屋となれば導入されているのは現在、千里本店のみ(6ルーム限定)である。

 事業を展開する株式会社快活フロンティアの担当者によると「鍵付完全個室の可能性を検討する上で、いくつかのルームタイプを実験導入」中で、快活ルームは「お客さまの利便性・料金プランとルーム制作に掛かる経費を検証すること」を目的として導入されたという。

 また「『できるだけ長い時間でご利用いただける為には』をテーマに企画開発しました」と同担当者。長い時間どころか居住が可能レベルのクオリティーで、全時間帯での稼働率は60%前後と非常に高く、終日いつでも満席に近い状況を保っている。

 気になるところは、今後の展開について。同担当者は一定以上の支持はあるとしつつ「1ルーム制作に掛かるスペースと費用を鑑みた結果、同タイプのルームを(他店舗に)拡大する判断には至っておりません」と導入店舗は千里本店のみの状況が続く見通し。USJ、通天閣、大阪城…など多くの観光スポットを有する大阪だが、新たな名所として利用してみては。

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