声優の⼩野賢章が6日、東京・スペースFS 汐留で行われた劇場アニメ「らくだい魔⼥ フウカと闇の魔⼥」(31日公開、浜名孝⾏監督)の完成披露試写会に登場した。
シリーズ累計160万部突破の⼈気児童書「らくだい魔⼥」シリーズ(作・成⽥サトコ 絵・千野えなが)の初アニメ化作品。キース役を演じた⼩野は、主人公の⾒習い魔⼥フウカを演じた井上ほの花、チトセ役の⽥村睦⼼、カリン役の⽯⾒舞菜⾹と登壇した。
4人の中で小野だけが別収録だったといい「会うのは今日が初めて。(3人が)うらやましい。完成したものを見て、楽しそうだなと思いました」と語った。3人が収録中のお弁当の話題で盛り上がると、改めて「楽しそうだな~」と寂しそうに語った。
小野は井上が担った主題歌「ときめきの風」にちなんで「ときめきの風に乗ってどこに行きたい?」と問いかけるなどして、場を進行させた。司会者から唐突にキースのセリフを求められると、恥ずかしがりつつ披露。盛り上がる3人を隣に「背中が熱くなってる」「一人でへこみますね」と苦笑した。
魔法を使えたら、というテーマでは、司会者から「魔法のプロですから。いっぱいご存じだと思います」と水を向けられ「やはり光。光を…」と答えつつ「この先は言っちゃいけない。作品が違うので…」とタジタジに。作品名こそ挙げなかったが、小野が声変わり前の12歳で主人公ハリーの吹き替えを担当した第一作から、新作とともに演じる声も成長していった「ハリー・ポッター」シリーズを示唆して、壇上の3人と会場のファンを笑わせた。
最後はほうきにまたがったポーズで降壇。声優界屈指の男前だが、この日は三枚目ポジションの役割を果たして、会場を盛り上げた。