俳優のポール・メスカル(27)が、一緒に写真を撮ることに同意したファンにお尻を触られ「気持ち悪い」と激怒している。ファンのほとんどは「本当にいい人」だと感じるものの、不快な気分にさせられることもあるようだ。
舞台『欲望という名の電車』に出演中のロンドンのアルメイダ劇場外で、女性に一緒に写真を撮ることを求められたポールは、最近の不快な経験をES誌にこう振り返っている。
「ポーズをとっているとき、彼女は僕の尻に手を置いてきたんだ」
「事故だと思ったから、その場から離れたんだけど、手がついてきたんだよ。緊張してただ怒りを感じたことを覚えてるよ。だから彼女に向かって『何してるんだ?尻から手を離せよ』と言ったんだ」
「劇場の前で大騒ぎするのは周囲の人を不快にさせるから一番やりたくないことだ。でも、あれは本当にダメだった。恐ろしく気持ち悪かったよ」
「名声の97パーセントは本当にいいもの。でも残りの3パーセントは誰かにお尻を触られたりすることなんだね」
2020年、サリー・ルーニーの小説『ふつうの人々』のテレビ版でコーネル役を演じ一躍有名になったポールだが、その注目で「侮辱のようなものも感じた」とし、憧れのスターと見られることに不快感を覚えていたと明かす。
「スクリーンショットの僕の裸の写真を携帯の壁紙にしているという女性がいた。彼女は煽るためにやったわけではなく、純粋に自分が大ファンであることを伝えようとしたんだと思うんだけど、すごく変な感じがして、好きになれなかったよ」
「『ふつうの人々』に出た後、その注目度に少し腹立たしいものを感じた。『こんなのおかしいよ』って感じだった。でも、今はもう少しは平気になったけど」
「僕の裸の写真をどこかに隠している人たちに会うたびに腹を立てることだってできるし、放っておくこともできる。インターネットなんだ、邪悪な存在なのは。それは大きな力を持っているけれど、勝ち目はないから、死ぬほど疲れる坂道みたいだ」