日本将棋連盟は３日、昨年１年間（１月１日から１２月３１日）の年間獲得賞金・対局料ベスト１０を発表。藤井聡太五冠が約１億２２０５万円で初めて１位となった。
藤井五冠は一昨年、約６９９６万円で３位だったが、一気に５０００万円以上を上乗せ。初めて１億円の大台に乗せ、初の頂点に立った。一昨年１位だった渡辺明名人は、約７０６３万円で２位。３位に豊島将之九段、４位に永瀬拓矢王座、５位に斎藤慎太郎八段が入った。
過去に年間賞金１億円を突破したのは、羽生善治九段、谷川浩司九段、森内俊之九段、渡辺明名人、豊島将之九段の５人で、藤井五冠は史上６人目。歴代最高額は羽生九段が７大タイトル戦すべてに登場し、うち６冠を防衛した１９９５年の約１億６５９７万円で、昨年の藤井五冠は歴代４位の高額記録となる。
また、羽生九段はプロ入り８年目の１９９３年に初めて１億円を突破したが、藤井五冠は６年目での達成となり、こちらも最速記録を更新した。
