英王室のアンドルー王子から性的暴行を受けたと告発していたヴァージニア・ジュフリー氏が数億円規模の書籍契約を結んだという。ジュフリー氏は１７歳の時に、性犯罪者として有罪判決を受けた故ジェフリー・エプスタイン被告と、当時エプスタインの恋人だったギレーヌ・マクスウェル被告によって、ヨーク公アンドルー王子と性行為を持つよう強要されたと告発していたが、王子との訴訟を解決する際に合意した守秘義務条項の期限が切れる直前に、回顧録の契約を出版社と結んだと報じられている。
複数の情報筋がニューヨーク・ポスト紙にこのニュースを認めたが、どの出版社が権利を獲得したかは現在のところ不明だ。
アンドルー王子は昨年２月に約１２００万ドル（約１６億円）を支払って示談に至ったとされるが、不正行為を全否定しており、現在は示談撤回を弁護士に相談していると言われている。
オーストラリア在住のジュフリー氏は、１１月にはアラン・ダーショウィッツ氏への性的虐待の訴えを取り下げている。１０代の頃に同氏から虐待されたという主張について８年間の法廷闘争の末「間違いを犯した可能性がある」と認めたジェフリー氏、この「異例な」展開でジュフリー氏の信頼性に疑問が生じており、アンドルー王子は名誉回復できることを願っているという。
