天津の向がコミケ参加「声優さんやイベントに恩返しを」オタク力向上誓う

山本 鋼平 山本 鋼平
コミケ101にサークル参加した天津の向清太朗=東京ビッグサイト
コミケ101にサークル参加した天津の向清太朗=東京ビッグサイト

 お笑いコンビ・天津の向清太朗が31日、東京ビッグサイトで開催された世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット101」にサークル参加し、過去に原作を担当した同人漫画誌、企画を担当したドラマCD等を頒布した。

 2008年から継続的にコミケに参加。当時は「エロ詩吟」でブレークした相方・木村卓寛の陰に隠れた立ち位置だったが、「どうしても参加したかった」と、持ち味だったオタクキャラを、漫才以外の場でも発揮することを目指した。2012年頃から声優、アニメ関係の仕事が増え始め、翌年にテレビアニメ「あいまいみー」への出演を機に、人気アニメやゲームのイベント出演、人気声優との共演を行う地位を確立させた。

 多忙の中でもコミケ愛は不変。「アニメを語るな!」のドラマCDでは企画を担い、人気絵師のQP:flapper、脚本を人気ライトノベル作家の渡航を起用した力作になった。仕事面ではBookLiveで配信中の「推しの彼女の成り上がり~不遇なヒーラーをアイドルにして、異世界で武道館ライブを目指します~」(作画・幸原ゆゆ)で原作を担当。2021年に相方の木村が岩手に移住したことで「漫才以外にもできることを増やそうと、漫画の原作など、仕事の幅が広がった1年でした」という決意が実を結んだ。

 とはいえ、「自分の好きなことと仕事が結びついたことは幸せですが、僕自身の価値をもっと高められるように頑張りたい」と慢心はない。「お世話になった声優さんや、イベントに恩返しがしたい」とアニメ、ゲームへの愛情を隠さなかった。この日はコミケでファンと直接交流し、新たな活力を得たようだった。

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