“サッカーの王様”ペレ氏が死去、82歳 ネイマール「サッカーを芸術に変えた」「彼の魔法は残り続ける」

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ペレ氏
ペレ氏

  サッカー界で「王様」と呼ばれた元ブラジル代表ペレ氏が29日、大腸がんの進行などによる多臓器不全のため、サンパウロの病院で死去した。82歳。1958、62、70年のW杯で、選手として史上唯一の優勝3度を経験。21年間の現役生活では、1283得点という“金字塔”を打ち立てた。

 ブラジル政府は国を挙げて3日間、喪に服すと宣言。一報が世界に伝わってから、ブラジル代表FWネイマールらが次々と哀悼の意を表している。ネイマールは“レジェンド”の死を受け、「ペレ以前、サッカーは単なるスポーツだった。ペレが全てを変えた。彼はサッカーを芸術、エンターテインメントに変えた。旅立ってしまったが、彼の魔法は残り続ける」とインスタグラムにつづった。

 元ブラジル代表FWロナウド氏は「世界が喪に服す。別れの悲しみと、歴史に記された計り知れない誇りの感情が入り交じっている」と故人をしのんだ。

 国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長は「不滅の偉業を成し遂げた。彼がゴールセレブレーションで拳を空に突き上げる姿は、このスポーツの最も象徴的なシーンであり、歴史に刻まれたもの」とした。

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