女優で歌手のマルティン・マカッチョン(43)は、『ラブ・アクチュアリー』の自分を見るのが「耐えられない」ほど嫌だという。
マルティンは、BBCのソープオペラ『イーストエンダーズ』でブレイク後、2003年の同ロマンティックコメディでヒュー・グラントの相手役を演じたが、いまだに見ることが耐えがたいほど嫌で、プレミアで大画面に映る自分を見て、座席でもだえたことを覚えていると語った。
マルティンは「『ラブ・アクチュアリー』が放送されるたびに、私の母親は『ベイビー!あなたが出ているわよ!』と言うの。そして私は、『ママ、いつになったら私はテレビで自分の姿を見るのが嫌だと分かってくれるの?』って感じなのよ。プレミアでは、ほとんどの人が席でもじもじしていたの。ドレスやスーツで着飾っていた私達が、巨大スクリーンに向かって『オー・ゴッド!』って感じだったわ。 自分の仕草や表情、そして顔が巨大なスクリーンに映し出されているんだから」と語っている。
一方で『フォー・ウェディング』のクリエイター、リチャード・カーティスが脚本を手がけたこの作品が「人生を変えた」と認めている。
「パパラッチに追いかけられていたわ。まだ23歳で、一人暮らしをしていたので怖かった。やっていることは大好きだったけど、それによってもたらされたものは好きになれなかった。それで、エージェントに電話して、この業界を一度あきらめたのよ。『この業界に残る運命なら、何か大きな知らせがあるはず』って思っていたのを覚えているわ」と振り返った。
そして「スペインに行って、3日間寝続けたの。そしたらリチャード・カーティスから電話があって、『ラブ・アクチュアリー』という映画でヒュー・グラントの相手役をやってほしい。来週から始まるから飛行機で戻ってこれないかと言われたの。私は文字通り電話を落とした。あの映画は、私の人生を完全に変えたわ。だって初めて『フォー・ウェディング』を見たとき、ヒュー・グラントとリチャード・カーティスと一緒に仕事をすることが私の絶対的な夢となったから」と続けた。