マーゴット・ロビーが最新作で体当たり演技 「めまいがするほどの酒池肉林の世界」

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 マーゴット・ロビー
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 女優のマーゴット・ロビー(32)は『バビロン』を自身のキャリアの中で「最もクレイジー」な映画だと考えているようだ。

 『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞監督賞を最年少で受賞したデイミアン・チャゼル監督の同最新作で、女優ネリー・ラロイを演じているマーゴット、この快楽主義的なハリウッド初期を描いた作品は、レオナルド・ディカプリオと親密なシーンを演じた『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を超える作品だという。

 マーゴットはザ・サン紙に「撮影現場で、『こんなクレイジーな映画には二度と出られない』と思ったのを覚えているわ。でも、その後『バビロン』を作った」と語り「めまいがするほどの酒池肉林の世界。私が今まで見た中で最も不穏で混沌としたシーンがこの映画の中にあり、蛇との戦いもあったわ。その戦いの勝敗は言わないけれど、狂気の沙汰なのは間違いないわ」と明かした。

 マーゴットが演じるネリーは、1920年代に性的欲求をオープンに語り、アメリカでスキャンダルを巻き起こした問題児で元祖イットガールのクララ・ボウから着想を得ており、そのキャラクターに忠実であるために「私だったら恥ずかしいと思うけど、全部彼女のことなんだもの」と無謀な演技もいとわなかったという。

 一方でチャゼル監督は、数人の映画スターたちのスキャンダラスな過去を知った後、ハリウッドの退廃的な歴史を大スクリーンで描きたくなったとして、「当時のハリウッドは、最も堕落した動物的行動から、とても美しく魅力的な芸術作品が生まれる場所だったんだ。悪徳と不遜と過剰の巣窟であり、私たちは、そのすべてをスクリーンに映し出そうとした」と理由を説明。

 「1920年代の終わり頃には、自殺や死、薬物の過剰摂取が相次ぎ、それがサイレント映画からトーキー映画への移行と重なっていることに気づいたんだ。当時のハリウッドたる、過激な生活、情熱、野心、蛮勇さなど、調べ始めたら、脳が刺激を受けたんだ」と続けた。

 『バビロン』は来年2月10日に日本公開される。 

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