【漫画】女性に点数を付ける失礼男を撃沈させる“あざかわ女子”にスカッと!賛否が渦巻く話題作『あざ婚』

橋本 未来 橋本 未来

 ワザとやっていると知りながらも、なぜか惹かれてしまう“あざかわ女子”。そのキャラクターで武装する婚活真っ最中の女性が、「これは失礼すぎる!」と憤りを覚えてしまう男性たちをバッサバッサと見事なまでに斬り捨てていくのが、今話題の作品『あざ婚〜あの子が結婚できない理由〜』(ライブコミックス)だ。

 作者は、これまでに経験した恋愛や婚活などをテーマにした作品を数多く手掛けてきた漫画家のアン・ミツコさん(@anmitsuko2016)。自身の婚活エピソードを反映させたという本作は、男性読者が一読するとこれまでの言動を思わず反省したくなる材料が、これでもか!と詰め込まれている。そこで、女性のみならず、男性からも話題を集めるこの作品の魅力を探るため、創作の背景や苦労についてアンさんに話を聞いた。また、本記事では『あざ婚』第1話の一部も併せて紹介する。

結婚が自分を幸せにするワケじゃない。

 第一話では、“あざかわ女子”の安西マリ子と、一挙手一投足に点数を付けてくるウザ過ぎる男性とのエピソードが描かれている。想像するだけで、「本当にこんな男性がいるのだろうか」と疑ってしまうが、アンさんは「過去に、こんな感じの人はいましたね」と、当時の思い出を振り返ってくれた。

 

 「さすがに、言葉に出して『ハイ、今の75点!』っていう人はいませんでしたが(笑)、心の中で点数を換算するカウンターの音は聞こえていましたね(笑)。それに気付くと、デートを楽しもうとするんじゃなくて、『点数を下げないようにしよう』と思って、楽しく過ごせなくなって。マリ子みたいに、最後の最後に一撃をくらわすこともできず……」

 

 アンさんが描く作品の多くは、そう語るように自身の経験が大きく反映されている。とはいえ、「漫画のネタ探しのために恋愛はしたことはありません」とキッパリ。「ネタ探しのために行くと、たとえ傷付くような経験をしても『これもネタになるかな』という感じで、俯瞰で物事を見ちゃって、リアルな恋愛エピソードを描けないように思うんです。だから、いつも恋愛は真剣で、傷付いたエピソードは、冗談ではなくて泣きながら描いてますから(笑)」と、創作への思いについて教えてくれた。

 

 全身全霊で作品を描くアンさんは、本作にどのような気持ちを込めたのだろうか。アンさんは言う。「結婚したいと思って、マッチングアプリや結婚相談所、お見合いパーティーなど、いろいろな婚活をしていると、やっぱり疲弊しちゃうんですよね。あとから思うと、結婚することが目的になると楽しもうという気持ちさえ見失ってしまう。結婚が自分を幸せにしてくれるワケじゃないですし。だから、まずは楽しもうという気持ちを持つこと。それだけで、私みたいに疲弊することは無いと思うので(笑)。そんな気持ちで、みなさんも幸せになってくださいっていう」。“婚活疲れ”を感じた読者は、恋愛の楽しさを取り戻すためにも、この作品を手に取ってみてはいかがだろうか。

■アン・ミツコさんInformation
 
▶Twitter /
https://onl.tw/QQ9nMfZ
 
▶『あざ婚』全編はブックライブより
https://onl.tw/iVNB2CJ

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