俳優アシュトン・カッチャー(44)が、一時的に視力を失った3年前、「健康を取り戻す」ことに必死だったという。2019年に自己免疫疾患の血管炎で1年にわたる闘病生活を送ったアシュトンは、見ることも聞くことも歩くこともできなくなり「ある日、目覚めたら」様々な問題を抱えていたと明かした。
パラマウント+の『ザ・チェックアップ・ウィズ・ドクター・デイビット・アガス』のプレミアエピソードに出演したアシュトンはこう語った。
「ある日、目覚めたら、視力に問題が生じて、ほとんど見えなかったんだ。聴覚も失って、平衡感覚やバランスを崩し、歩けなくなった。皆さんもよくご存じの血管炎を患っていたんだ。ものがちゃんと見えるというような、生活の中で慣れている基準というものがあるよね。それが突然、見えなくなった。障害が起きて、見えなくなる。その後、『なんでもっと大きな声で話さないんだ。聞こえないよ』っていう感覚に陥った。それまでの健康を取り戻したいと思うんだ!」
先月ニューヨークで開催されたマラソンを完走したアシュトンは、完全回復して以来、人生に対する精神的姿勢が変わったとして、前進し続けることができるようになったと語った。
「病院で目覚めたときから完全復活を遂げるまで、精神的なものに因る。歩けなくなって、思ったんだ。待てよ、3年のうちに歩けない状態からマラソンで走れるようになったのなら、それを過去のことにして、『復活した。元気だ』と感じられるぞって」