セリーヌ・ディオン100万人に1人の難病で世界ツアー延期「健康に集中する」痙攣があらゆる面に支障

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セリーヌ・ディオン
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 歌手セリーヌ・ディオン(54)がスティッフパーソン症候群を理由に、ワールドツアーを延期する。

 脳と脊髄の中枢神経に影響し、運動障害を引き起こす極めてまれな不治の自己免疫疾患に罹っていることを明かし、来年予定されていたコンサートの延期、キャンセルが本人のインスタグラムに発表された。

 「セリーヌ・ディオンは2023年春から2024年にかけてのスケジュールの組み直し、及び2023年夏の8公演をキャンセルします」とチームは発表。

 本人は長い間自分の健康に関する問題に取り組んでいる。そのチャレンジに直面し、自分が経験している全てについて話すのは本当にキツイ」「2月のヨーロッパツアー再開の準備ができていないことを発表するのは心が痛い」と語った。

 更にセリーヌは動画を通して同病気の詳細をこう説明していた。

 「最近、スティッフパーソン症候群という100万人に1人ほどが罹る非常に稀な神経障害と診断されました」「この稀な症状についてはまだ解明されていませんが、自分の全ての痙攣(けいれん)の原因がこれであることがわかっています」

 そしてその痙攣があらゆる面に支障をきたしており、歩行困難や声帯を今までのように使うことができないと告白。

 「皆さんに2月のヨーロッパでのツアー再開の準備ができないことを言わなければならないのは心苦しいです。私には快方に向かうよう協力してくれている素晴らしいドクターのチームがいます。そして私を支え、助けてくれている大切な子供たちがいます」と続けた。

 スポーツ医学のセラピストと体力向上に向けて努力しているというセリーヌは、ファンらにこう語りかけてもいた。

 「歌うことは私の人生の全てであり、自分が最も愛していることです。皆さんに会いたいです。ステージに立ち皆さんのためにパフォーマンスをしたい。ショーでは常に100%を私は出し切ります。しかし今の私の症状ではそれができません」「また皆さんと会うため、今の私には自分の健康に集中する以外に方法がありません。回復への道を自分が進んでいることを祈ります。そのために私は出来る限りの事をしていきます」

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