歌手デュア・リパ(27)が、インポスター症候群(詐欺師症候群)を患っているという。YouTubeへの投稿から名を知られるようになった歌姫は、4日のザ・サン・オン・サンデー紙に自身を過小評価してしまうことを打ち明けたかたちだ。
「私は、自己不信や闇を抱えるアーティストたちに何度もインスパイアされてきた。『ああ、有能になるためにはこんな痛みを感じなきゃいけないのか?』って思いながらね」「時々私はそう思うんだけど、インポスター症候群は、より良い自分にしてくれる可能性もあるわ。特に曲作りをしている時はそう」
マシュー・ヴォーン監督、ヘンリー・カヴィル、サム・ロックウェル、ブライアン・クランストン、サミュエル・L・ジャクソン出演の新作スパイアクション映画『アーガイル』で俳優デビューを飾ったデュア、演技に関しても感情表現で自分は一定の水準に達していないと心配しているという。
「(『アーガイル』は)最高だったけど、私にとっては小さなステップ。自己発見のベストな方法だった。何か面と向かって取り組めないものの深みに自分を置くよりもずっとね」「私の最大の恐怖は大役を任されたりして、『自分は俳優で、全ての感情をカメラの中で感じなければいけない』なんて思うこと。そこまではまだ行っていないけどね」
自分の仕事を楽しむよう心がけていもいるそうで、「何かを作る際はそれを楽しまないと」「それを解き放つ時に恐怖があるだけ。『誰がこんなの好きになってくれるんだろう』ってね」「自分の音楽についても私はそう感じている。作業している間は全ては素晴らしく、自分の世界に居続けて、自信のある何かを作ることができる」「今までにやったことのないことをやりたいと思い、自分に挑戦を課す。異なるものを探求する。ソーシャルメディアもシャットアウトする。自分のためにやり、自分が愛する何かを作る」と続けた。
また、ロンドン西部にある自宅でくつろぐ時間も大切だそうでデュアはこう明かしていた。「ただソファーに寝そべったり、友人をディナーに招待し、ワインを飲んだり、ゆっくり寝たりね」「少しオフを取ると、『何をしよう?どこへ行こう?誰と会おう』ってなるわ」