PK戦敗退の日本をからかう動画に転用された石井慧が不快感「僕は今クロアチアでジョークの恰好の的に」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
石井慧
石井慧

 格闘家の石井慧(35)が6日、自身のツイッターを更新。サッカーW杯決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦の結果を受け、自身がネタにされたSNS上の動画に不快感を示した。

 北京五輪の柔道金メダリストから格闘家に転身し、2019年に練習拠点としているクロアチアの国籍を取得。両国への思い入れが強い中、試合前には「W杯でクロアチアか日本のどちらを応援するのかきかれるのですが試合が終わるまではそれは明かさずに勝った方を応援していた事にします」とツイートするなど、石井なりの配慮をユーモアまじりに明かしていた。

 試合は1―1、PK1―3で日本が敗退。その後、石井は「僕は今クロアチアでジョークの恰好の的になっています」と、ある動画をツイッターで紹介した。

 そこでは練習の息抜きか、練習場とみられる場所で、サッカーゴール風のケージにボールを蹴り込む〝PK〟模様が映り、石井が蹴り込むボールをミルコ・クロコップが楽々と防ぐ様子が展開されている。ミルコの横にクロアチアGKリバコビッチのテロップが入るなど、明らかにW杯の試合を意識した動画とみられる。

 これに石井は「僕のルーツである日本をこの様なジョークに使われるのは気分が良いものではありません」「朝からつくづくW杯の時にクロアチアに居なくて良かったと思った。多分居たら精神的にキツい。傷口に塩を塗るような行為は嫌いだしそもそもさっきの動画作った奴はただ同じ国に生まれたというだけで勝利になんの貢献もしていないモラルのない人間」と続けて投稿。現在は日本に滞在中ながらも、不快感を示して一部のクロアチア人の行動を残念がった。

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