歌手テイラー・スウィフトのファンらが、チケット販売会社のチケットマスターを価格操作と詐欺で提訴した。テイラーの「エラズ」北米ツアーのチケットに関して、同会社は需要のあまりの高さとチケットの在庫不足を理由に先行販売を中止、今回不満を抱える多くのファンが同会社を訴えたかたちだ。
TMZによると、ファンらは「詐欺、価格操作、独占禁止法違反」を理由に同会社を提訴、更にダフ屋が大量にチケットを買い占めたことで、意図的な欺瞞を同会社がおこなっていたと非難している。
今回の訴えでは同会社がチケットの発行市場と共に、流通市場にも関わっていることから先行販売の際に積極的にダフ屋の参加を促していたと指摘している。
一方同社は以前、同件に関してテイラーとそのファンらにこう謝罪の声明を発表していた。「ファンの皆様がチケットをできるだけ買いやすいよう努めていますが、テイラー・スウィフトの『ジ・エラズ』ツアーは例外的にあまりに多くの人々がチケットの購入を試みています。まず初めに、テイラーと彼女のファンの方々全員、特に今回のチケット購入で酷い経験をした皆様に謝罪をしたいと思います
そんなチケット騒動に関してテイラーはファンたちに向けてインスタグラムにこう声明を投稿している。「私はキャリアを通して色々なことを取り上げてきましたが、これに関してはファンの皆の体験の質を上げるために特別に力を入れて取り組んできました。私と同じだけファンの人々のことを考えてくれる自分のチームと一緒にです。外部にいる人々と、こういった関係や信頼を築くのは私にとって本当に困難で、ただ黙って間違った事の成り行きを見るのは耐え難いものです。多くの人がチケット入手に苦難しているのには様々な理由があって、この状況を改善し前に進めるようにするにはどうすればいいかを私は探っています」「私は誰かのために言い訳はしません。私たちは彼らに何度も、これだけの需要を扱えるかを尋ねていましたし、それができると確信していました。240万人の人々がチケットを買えたのは本当に素晴らしいことですが、多くの人がチケットの不足を体験したことは腹立たしいです」