王林、強烈な留学願望を告白「本当なら今年していた」 年単位で希望 経営法学学び地元と世界の架け橋に

福島 大輔 福島 大輔
王林
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 青森のご当地アイドル・りんご娘の元メンバーでタレントの王林が、このほどよろず~ニュースの取材に対応。9月に行ったアメリカへの〝短期留学〟について語り、本格的な海外留学への強い希望を明かした。

 王林は9月、親交の深いガールズユニット「lyrical school」の元メンバー・risanoを訪ね、米ロサンゼルスに2週間弱滞在。「ダンス留学がメインで行ったんですけど、午前中にレッスンを受けて、午後は観光とかしてという感じでした」という。その目的を「パフォーマンス、音楽っていうのはこれからもやっていきたいなと思ってるから、そこの勉強をしたいなと思って」と話した。

 現地では、青森県で作られたゲタを履いて街を歩くなど、地元PRにも余念がなかった。「注目は、結構されましたね。みんな声かけてくれました。案内してくれる人も『こんなに声かけられてる人見たことない』って言ってたぐらい」と笑い、「やっぱり、身につけてるものがあちらの人たちからしたら興味深かったみたいですね」と振り返った。

 英語は「全然言えないんですよ」としつつ、「あんまり必要性を感じなかったです。現地でも何とかなりましたし、何なら皆さんに日本語喋ってほしい」と冗談交じりに告白。「あちらの方は、ほとんど青森県を知らなくて、だいたい『日本大好きだよ』っていう方に『青森県なんだけど、知ってる?』って聞くと『青森県はわからないけど、京都には行ったことある』っていう方ばかりでした」と、軽いショックも受けた。それでも「青森県もちゃんと海外に向けても発信していたら、もっと来てくれる人も多くなるだろうになって思って。今でも弘前の桜祭りとか、海外の観光客の方はすごい多いんです。これから私も海外に行って、青森のことを広めれたらなって思ってます」と力強く語った。

 王林が今回、アメリカに短期留学した目的は、ダンスのためだけではない。むしろ「本当は、今年1年は海外留学してる予定だったんです」と驚きの事実を明かした。王林は昨年3月、青森中央学院大学を卒業。在学中は経営法学を学んでいたが、念頭には県産品の海外への販路拡大があったという。「青森県の古き良きものをを海外に向かって売り出したいっていう気持ちが一番大きくて。津軽塗とか伝統工芸品とかが海外の人の受けがいいっていうことも感じていました。そもそも大学も、留学するために選んで入った学校だったんですよ。カリフォルニアかオーストラリアに留学する予定で、実はもう関係の書類とかも書いたぐらい。本当に話は進んでたんですけど、そのタイミングでバラエティー番組にたくさん出させていただくようになって、ちょっと今じゃないのかな?っていうので、一回諦めたんです」と話した。

 そして今年3月、小学校3年生から在籍していた「りんご娘」グループを卒業。「りんご娘を辞めたタイミングで、1年間留学に行こうと思ってたんです。ただそこで、ちょうど今の事務所の方々との出会いがあって、芸能の仕事に魅力を感じられるようにもなっていたので…」と、再び憧れを〝封印〟して現在に至る。

 それでも、夢を諦めたわけではない。「事務所の社長さんにはずっと『留学したい』という話はしていて、『今年は1年お世話になっているけど、来年は留学したいです』って言ったら、『それはちょっと勘弁してくれ』みたいなやりとりが続いて(笑)」。交渉を続ける中で「じゃあ1カ月ぐらい…ってお願いしたら、なんとか2週間弱ぐらい休みが取れて、そこでロスに行ってきたっていう感じです」と、今回の短期留学を勝ち取った。

 あっという間に売れっ子となった王林にとって、年単位の海外留学は現実的ではないようにも見える。だが自身の中では「やっぱり自分の人生、自分のやりたいことをやっていきたいじゃないですか。バラエティーに出るとかは、優先順位として自分の中ではあまり上位じゃないから、お話をいただくのはすごいありがたいなって思うけど、ずっとやりたくて我慢してた留学を、コロナも落ち着いてきたことで、やりたいって気持ちすごい大きくなってるんです」と一切のブレはない。「まだ年単位の留学は、諦めてないです。本当なら来年行きたい」と力説しつつ、「でもちょっと、ありがたいことにレギュラー番組もいただいて、確実に無理だということは分かってるので、何とか近い将来に…」と希望を語った。

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