ミュージシャンのアル・ヤンコビック(63)は、「ハリー・ポッター」のテーマ曲をパロディにしようとしたものの、製作のワーナー・ブラザースがそれを許可しなかったそうだ。
新作伝記映画『ウィアード:ジ・アル・ヤンコビック・ストーリー』では、「ハリー・ポッター」シリーズに主演したダニエル・ラドクリフがアル役を演じているが、過去に「スター・ウォーズ」のテーマや『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』の『ギャングスタズ・パラダイス』を含む数々のパロディ曲を世に送り出してきたアルが、『ヘドウィグのテーマ』をパロディにしようとしたところ即座に断られたという。
アルは次のように語った。「10年か20年ぐらい前に、通常の許可を得るために映画会社に打診したことがある。『ハリー・ポッターのパロディをやりたいんだけど』って。でも断られたか返事をもらえなかったかだった。使用権利の許可を申請しても断られてしまうことは日常だから普通のことだけど」
この時無視されたことが今後の教訓になると冗談を言いつつ、「いつもは許可を得るよりも、作ってしまって許してもらう方がいいからそうする」と説明、いまだに「ハリー・ポッター」シリーズのファンのままだそうで、「あれが『ハリー・ポッター』シリーズの最後の映画だと思いたいね」と続けた。
一方のダニエルは、この映画全体がアルがレコーディングできなかったパロディとして見ることができるとして、「この映画がまさにそうなのかも。アル流の『ハリー・ポッター』のパロディなのかもね」と冗談を飛ばしていた。