ロックバンド・スリップノットのドラマー、ジェイ・ワインバーグ(32)は、10代で恐怖を経験したことから、それ以来「聴覚保護具なし」で演奏をしたことがないという。10代半ばから独学でドラムを学び始めたジェイは他のミュージシャンとライブで演奏するようになってから、保護具と難聴予防の重要性について「すぐに学んだ」という。
ジェイはヒアリング・ヘルス・ファウンデーションに向けたビデオの中でこう語っている。「ある日僕らは最高のジャムセッションをやった。でも翌朝、僕の聴覚には高周波数帯域がなかったんだ」「正直、完全に聴力を失ったと思って、どうしたら良いかわからず怖かったよ」「特に重度の難聴から回復している時は時間を潰すのに音楽を聴きたいって思う。けど、痛くてそれさえもできないんだ」
そんなジェイは、「音楽活動を長く続けること」を望む者に聴覚保護の必要性を指摘。自身もステージ上で十分な対策をとっていることを明かし、こう続けている。
「僕個人としては、耳栓をしないでライブに出ることはないし、自分やバンドメンバーの声が聞こえる耳栓やインイヤーモニターをつけずにステージに立つことはない」「もし若い頃からそれらを付けていなかったら、聴力に甚大なダメージを与えていたかもしれないよ」「だから、今すぐ賢く耳栓をすることを強く勧める。それでもロックができるし、好きなように演奏できる。そして、残りの人生もずっと演奏できるんだ」