ミュージシャンのエド・シーラン(31)は、子どもたちが音楽を学べるよう、約100万ポンド(約1億6700万円)を寄付した。フラムリンガム財団基金を介して過去5年間でほぼ50万ポンド(約8400万円)を寄付したエドは、さらに同額を慈善活動団体エド・シーラン・サフォーク音楽財団(ESSMF)の名前で楽器、コンサート、リハーサルスペースのための資金を必要としている若者のために用意していることが会計報告から明らかになった。
ある関係者は、サンデー・ミラー紙に「エドは、トップになるための苦労と、音楽が彼の人生に与えた影響を決して忘れていません。このような形での支援は素晴らしいことです」と語った。
チェリー夫人と共通の母校でもあるフラムリンガムにあるトーマス・ミルズ・スクールの音楽科の設備費にも充てられ、同校は3万ポンド(約500万円)を受け取った。
同校で音楽の指導をしているリチャード・ハンリー氏はその支援を称賛。「音楽や芸術が学校でプレッシャーや脅威にさらされている昨今に、全ての生徒たちが使うことができる機会の平等を実現する支援があるということはとても心強いですね。音楽と芸術は、幅広くバランスの取れた教育の重要な要素で、人間にとって不可欠なものであるという明確なメッセージです」と語った。
地元にある別の学校、セント・マイケルズは、放課後に行う歌と踊りを取り入れた教育計画の一部として1万7000ポンド(約280万円)を受け取った。
「サフォークなのは僕はここで育ち、今でも住んでいて音楽の演奏の仕方もここで学び、この地域からたくさんサポートを受けたからその恩返しがしたかったからだ」とエドは語る。
チェリー夫人との間に娘ライラちゃん(2つ)、息子ジュピター君(6カ月)を持つエドは、財産を独り占めするよりも人々を助けるために使いたいと考えているそうで「『稼いだだけ使ってしまう』って感じで、入ってきたら、すぐに出て行く。お金自体に価値を見いだせなくて、それよりも友人や家族が元気でいてくれることの方が大切なんだ」と以前、明かしていた。