モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」(プロスピA)のリーグ戦「eBASEBALL プロスピAリーグ 2022シーズンパ・リーグ」が6日、都内で開幕。〝西武監督〟として参加した元西武のG.G.佐藤氏が、ミスがきっかけでコールド負けを喫した試合を振り返り「監督をやってみて、いかに守備が大事なのか。守備のエラーから負けるんだなっていうのを感じました。星野監督の気持ちが今日分かりました」と振り返った。
名手・源田の頭上に「!」マークが浮かんだ瞬間、天を仰いだ。ソフトバンク相手に1戦目を落として迎えた2戦目。1点リードの2回裏、無死1、2塁から栗原が水上の2球目を捉えたライナー性の打球は、遊撃手・源田の横へ。源田は打球に追いついていたが、後ろにそらした。ボールが左中間へ転々とする間に1人が生還し同点。記録上はヒットだったが、このミスが致命傷となりこの回一挙7失点。大会規定で9-4のコールド負けとなった。
G.G.佐藤氏は、星野仙一氏が代表監督を務めた08年の北京五輪で、慣れていない左翼手として出場。準決勝の対韓国戦では3失点に絡む2失策、米国との3位決定戦でも3失点に絡む落球を犯し、計3失策した。この日のユーチューブ公式生放送では〝G.Gの呪い〟のコメントが見られた。G.G.佐藤氏は下を向く選手を鼓舞。「『ドンマイ、俺のせいだから気にするな』と言っておきました。全然ウけてなかった」と笑顔で振り返った。
G.G.佐藤氏は、自身にゆかりのある〝G.G.オールスターズ〟でオーダーを組み「プロスピA」をプレイしているという。「中島、片岡、栗山とか。ツイッターの相互フォロワー枠で、村上くんとか」。自身の打撃面のゲーム能力値には満足しているとうなづく一方で、守備能力値について声を小さくしながら要望した。同ゲームではS、A~Gの8段階で選手能力が表示され、最高の査定値はS。G.G.佐藤氏は「プロスピA」で、右翼手としては「B」だが左翼手では「E」と設定されている。「レフトの守備はなんとかしてくれと思います」と苦笑いを浮かべ、「パワプロか何かのときも、すごい能力下げられたんですよね。北京前と後で。『コナミさーん』って叫びましたもん。『C』から『F』くらいになってました」と振り返った。
開幕日は3連敗に終わった。G・G・佐藤氏は「責任を取って今日ドコモからソフトバンクに切り替えたいと思います」とジョークを飛ばすなど、大会中、明るい雰囲気づくりに務めた。リーグ戦残り12試合での巻き返しに向けて、闘志を燃やしている。「『勝つ』『現場を盛り上げる』『視聴者数』の〝三冠王〟目指します」と意気込んだ。