東京五輪の野球競技決勝が7日、横浜スタジアムで行われ、日本が米国を2―0で下し、史上初の金メダルを獲得した。
元西武、ロッテの外野手で現野球解説者のGG佐藤氏(42)は、ニコニコ生放送の番組に出演。日本の勝利が決まり「やり返す場所がなかったですから。本当に長かったです。素晴らしい」と感慨深げに話した。同氏は正式競技としては今回までは最後の舞台だった北京五輪に出場。レギュラーで左翼に起用されたが、準決勝の韓国戦、3位決定戦の米国戦で失点に絡む落球などの失策を犯し、チームは敗戦。4位に終わった〝戦犯〟として長く語り継がれることになっていた。
上機嫌のGG佐藤氏は「キモティー。成仏できました」と現役時代の得意フレーズを使いながら感激に浸った。北京五輪の監督だった故星野仙一さんに向けて「星野監督、やりましたよ」と、改めて喜びをかみしめていた。