イチロー氏が選ぶ阪神レジェンドOBは掛布雅之氏「掛布さんがいないのは ワサビののっていない寿司」

松田 和城 松田 和城

 大人気モバイルゲーム「プロ野球スピリッツA(プロスピA)」で、オリックスや米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏(48)が選んだ12名のレジェンドOBが登場するスカウト(ガチャ)「イチローセレクション」の阪神枠が〝4代目ミスタータイガース〟こと掛布雅之氏であることが14日までに分かった。

 掛布氏は、通算349本塁打で本塁打王3回、打点王を1回獲得するなど、阪神一筋で主砲として活躍。「ミスター・タイガース」の異名も取る。阪神がリーグ優勝・日本一を果たした85年には、3番のランディ・バース氏、5番の岡田彰布氏と共に強力クリーンナップの一角を担った。

 イチロー氏は、選出理由について「一定世代にとっては、阪神に掛布さんがいないのは、ワサビののっていない寿司みたいな感じがあると思うんですよね。阪神にとって掛布さんがいないというのは阪神じゃない。そういう象徴」と〝イチロー節〟を交えながら明かした。

 奇しくもヤンキース時代のイチロー氏の背番号は、掛布氏が阪神入団時から背負い続けた「31」。イチロー氏は、掛布氏に憧れていた当時を「中学生くらいですね」と振り返り、「独特のタイミングの取り方。右足の使い方、タイミングの、『とんとんとん』って。あれはまねもしたし、いろいろな選手をまねするうちの1人」と語った。

 「イチローセレクション」のOBは、プロ野球の各球団から1人ずつ選ばれ、掛布氏はもちろん三塁手として登場する。ゲーム内での能力画像も解禁された。

 イチロー氏は、11日に同ゲームの公式ユーチューブチャンネルで生配信された「プロスピA7周年記念特番」で「『プロスピA』を通じて、僕が選んだOB選手たちのすごさを感じてもらえたらうれしいです」と呼びかけていた。

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