トキワ荘メンバーと交流 漫画家・永田竹丸さんが死去 スクリーントーン使用の元祖

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
写真はイメージ(New Africa/stock.adobe.com)
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 漫画家の永田竹丸さんが19日に88歳で死去したことが28日、分かった。東京都豊島区の高野之夫区長が同日、「ご遺族より訃報の連絡を受けて」として、談話を発表した。

 高野区長は「突然の悲報に接し、心より哀悼の意を表します。永田先生には、トキワ荘マンガミュージアムの開館企画展『漫画少年とトキワ荘』に多大なご協力を賜りました。さらに、トキワ荘の文化継承にあたり、資料収集や地域の取り組みにもお力添えをいただき、深く感謝しております。ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 永田さんは日本で初めてスクリーントーンを漫画に利用したことで知られる。都内の自宅から同区のトキワ荘に通い、住人だった藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎らとの交流もマンガファンの間では有名。藤子不二雄Ⓐさんの「まんが道」に度々登場した。

 田河水泡に師事し、山根青鬼、山根赤鬼とともに「のらくろ」の作画権を譲り受けた継承者。「ビックルくん」で第1回講談社児童まんが賞を受賞した。

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