俳優トビン・ベル(80)が映画『ソウ』最新作でジグソウ役で復帰することが決定した。2023年10月に公開予定の『ソウ』の続編で、敵役のジョン・クレイマー(ジグソウ)として同ホラーシリーズに復帰する。トビンの「ソウ」シリーズへの復帰は、ファンが過去の映画で楽しんだことすべてを取り込みながら、新たな謎解きもしてもらえる作品を作るというライオンズゲートとツイステッド・ピクチャーズの目的を実現させるものとなっている。
『ソウ6』と『ソウ・ザ・ファイナル』を監督した同シリーズのベテラン、ケヴィン・グルタートが最新作のメガホンをとることになった。ジグソウは 『ソウ』の中心となる悪役である。元土木技師のジグソウは大腸がんで死期が迫っており、その後、命がけのゲームの連続で他人の生きる意志を試す決心をする。このキャラクターは、「ソウ」シリーズ最初の3作品に登場した後に殺され、その後のほとんどの映画でフラッシュバックで登場している。
プロデューサーのマーク・バーグとオーレン・クールズは 「トビンとまた会えるのはすごくうれしい」「ジョン・クレイマーとしての彼の演技は、このシリーズを現象化させた魔法の一部で、彼のキャラクターはこの映画で積極的な役割を果たしているんだ」と話している。
トビンは以前、すべての役に同じようにアプローチしていることをこう明かしていた。「悪役だろうと、どの役だろうと、自分が演じる全ての役に同じようにアプローチしている」「僕が誰なのか知りたい?僕が何を求めているか、いつそれを望むのか、どうやってそれを手に入れるのか?」
「僕は自分にたくさん質問して、答え始めると、さらに多くの質問が広がっていく。カメラが回るまでにすべての質問に答えることはできないが、願わくば十分に答えて、完全に狂ってしまったり、偽物の俳優のような気分になることなくキャラクターを演じることができるようになっていたいんだ」