ソ・ジソブ「俳優はやめて」デビュー当時 比較された90年代の〝ソース顔〟のイケメンたち

最近、個人インスタグラムを開設したソ・ジソブ。(画像出典:ソ・ジソブ 公式Instagram)
最近、個人インスタグラムを開設したソ・ジソブ。(画像出典:ソ・ジソブ 公式Instagram)

ソ・ジソブが10月12日、tvNの人気トークバラエティー『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演し、デビュー当時の秘話を明かした。

この日はMCであるユ・ジェソクの冗談から、爆笑の中番組がスタートした。

しかし、ソ・ジソブがデビュー当時を振り返るシーンになると、少し重たい雰囲気に。

なぜなら、彼がモデルから役者に転向する過程で耳にしたという、衝撃的な言葉を明かしたからだ。

それは、「俳優はやめておけ」というもの。

当時、イケメンとされていた役者の顔と比較され、それにそぐわないことから、俳優の道を断念するよう勧められたのだ。

ソ・ジソブは「その頃、大人気だった俳優といえば、チャン・ドンゴン、ハン・ジェソク、ソン・スンホンという、みんな目が二重で整った顔だったじゃないですか。だから、(役の)オーディションに行くと“君はだめだね”とよく言われました。僕は二重じゃないし、目が小さいので‥」と回想する。

いまや韓国を代表するスター俳優の一人であり、“*ソガンジ”と呼ばれ男女問わず愛されている彼からは、想像もできない出来事だ。

*ソガンジ:ソ・ジソブのニックネーム。韓国語で「クール」「かっこいい」という意味を持つ간지(ガンジ ※日本語の〝感じ〟から来たと言われている)に、苗字のソをつけて“ソガンジ”と呼ばれている。

2000年以降は、歌手のRAIN(ピ)のような塩顔や、しょうゆ顔のコン・ユ、最近では中性的な顔立ちのイ・ジョンソク、子犬系と言われるパク・ボゴムなど、“イケメン”と言っても、様々なスターが活躍。

しかし、ソ・ジソブが役者への転身を試みていた1990年代は、目鼻立ちのはっきりとした濃い顔の方が、大衆からのウケが良かったのだ。

彫刻のように彫りが深く、各パーツが大きいアジア人離れした顔立ちに、世の女性は心を奪われていた。

中でもチャン・ドンゴンは、当時から“ハンサムの代名詞”とされており、テレビ業界でも彼の容姿を絶賛する声が上がっていたほど。

ちなみに番組では、芸能界入りするきっかけとなったモデルの選抜オーディションについても触れている。

なんと、ウォンビンとソン・スンホンというそうそうたる美男子と火花を散らした結果、ソ・ジソブが1位の座を勝ち取ったのだという。

もちろん、モデルという職業は選ぶ基準も違い俳優とは一線を画すが、2人のイケメンを差し置いて、ソ・ジソブは見事トップに輝いた。

時代の流れに乗らずとも、いつかはスターになることが約束されていた、魅力溢れる人物だったのだ。

(構成:西谷瀬里)

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