スポーツ誌「Number」で「ウマ娘」特集!編集長「コアな競馬ファンでもハマってしまう魅力がある」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部

 1980年創刊のスポーツ総合誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)が20日発売の第1061号で競馬特集を展開し、ゲームを中心とした人気コンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」(ウマ娘)と異例のコラボレーションを果たす。

 「常識を疑え。」と題した競馬特集では、秋競馬を輝かせてきた個性派に迫る。表紙は2011年にクラシック三冠を達成し、野性味あふれる力強い走りでファンを魅了したオルフェーヴル。同馬の主戦騎手・池添謙一騎手へのインタビューで型破りの走りを振り返るほか、異例のローテーションを戦い抜いた「1989年のオグリキャップ」など、規格外の名馬たちを取り上げる。さらに、秋競馬のプレビューとして先の凱旋門賞から次のステップに進む、今秋の主役であるドウデュースの武豊騎手、タイトルホルダーの横山和生騎手へのインタビューを掲載する。

 そして、「ウマ娘」と初のコラボを実施。ウラ表紙はウマ娘に登場するミスターシービー、セイウンスカイ、キタサンブラックが疾走する描き下ろしイラスト。「Number」のロゴを入れた、異例の〝ダブル表紙〟で構成。加えてウラ表紙からは16ページに渡るウマ娘特集を掲載。セイウンスカイ、キタサンブラックにインタビューした〝ノンフィクション〟記事のほか、「〝三冠ウマ娘〟座談会」、史実とリンクする「ウマ娘相関図」などが収められた。なお、表紙側から通常の特集、ウラ表紙から2つ目の特集がはじまるという形式は、今年42周年を迎えたNumberにとって初めて。

 同誌編集長の中村毅氏は「『ウマ娘』は名馬たちをモチーフとし、史実のエピソードを髣髴とさせる描写がストーリーの中にちりばめられています。また、『もしあのレースでこの馬が勝っていたら…』というような『if』に答えてくれる側面もあり、コアな競馬ファンでもハマってしまう魅力があります」と紹介した上で「一方で、全く競馬を知らないけれど、『ウマ娘』のファンになり、そこから史実が知りたくなり、競馬に興味を持つ人たちも確実に増えています。今回のコラボレーションは、単なる『ウマ娘』の紹介ではありません。『Number』が『ウマ娘』の世界にあったら…という視点で、臨場感溢れる特集を目指しました。従来の競馬特集と同じ熱量を感じていただきたいと思います。そして、『Number』と『ウマ娘』のファンが、それぞれのコンテンツをより楽しんでもらえるようになると幸いです」と意気込みを口にした。

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