人気ゲーム・ポケットモンスターシリーズ（ポケモン）に登場する「へんしんポケモン・メタモン」が、躍動感あふれる様子でモンスターボールを避ける場面を樹脂粘土で再現した作品が「かわいすぎる」「捕まりたくない感がすごい」とＳＮＳで話題となっている。
全身の細胞を組み替えて、見たものの形そっくりに変身する能力を持つメタモン。公開された作品では、投じられたモンスターボールに対し、身体を変形させる〝匠（たくみ）の技〟で避けている。「その程度で捕まるもんか！」といわんばかりの、余裕を感じさせる表情が印象的だ。
製作したファンアートをツイッターで公開しているｏｋｌｈａ（＠ｏｋｉｈａｓＡ）さんによると、過去に「ポケモン」のアニメで、「みずうおポケモン・ヌオー」が弱点をつかれる草タイプの技・エナジーボールを避ける様子が印象的に描かれていたのを思い出して発案したという。食らったら致命傷となるような一撃にもかかわらず、〝イナバウアー〟のような体勢かつ、真顔で避けるシュールな画がネット上で一時期、話題となった。ｏｋｌｈａさんは「表情が似てるメタモンが避ける姿もおもしろそうと、ぱっとひらめきました」と明かした。
数あるポケモンシリーズのゲームで、メタモンは入手難易度が比較的高く設定されていることが多く、「こんな姿で避けているのかも」と想像が膨らむ。一方でｏｋｌｈａさんは、ゲームの捕獲率に関してあまり意識していなかったといい、「そこが見てくださった方々に刺さったのかもしれませんね」と笑った。
メタモンの柔らかい見た目を再現するため、曲線を丁寧につくった。製作期間は約２０分。モンスターボールは針金で固定した。ｏｋｌｈａさんは「まるで、難なく避けてる表情に見えるようにしました。避け方も、メタモンの特性の『じゅうなん』を表現しました」とこだわりを語った。
公開から９日まででリツイート数は１２００を超え、５９００以上の「いいね」を獲得している。ｏｋｌｈａさんは「メタモンの気持ちをうまくとらえたコメントが多かったような気がします。私が作ったメタモンでいろいろ想像してもらえたのはすごくうれしいです」と喜んだ。
