俳優のブラッド・ピット(58)が、2016年に元妻アンジェリーナ・ジョリーと激しい口論になった際、夫妻の子供達の1人の「首を絞め」、もう1人の顔を「叩いて」いたという。
ブラッドと共同購入したフランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」の権利売却を巡る裁判で反訴を起こしたアンジェリーナが、離婚に繋がったというフライト中に起こった喧嘩の詳細を今回明かしたかたちだ。
ブラッドとの間に14歳から21歳まで6人の子供がいるアンジェリーナは、同ワイナリーの自らの権利の売却を巡り交渉に入ったものの、自身と子供達に対する「ピットによる身体的精神的虐待を法廷外で話すことを禁じる守秘義務契約書」に署名するように求められたことから決裂したと主張している。
法廷書類によると、フランスからカリフォルニアに向かうプライベート機の中で、子供達に「丁重すぎ」だとアンジェリーナを非難したブラッドは、その後にバスルーム内で怒鳴った後、アンジェリーナの頭や肩を掴みゆすり、バスルームの壁に押し付けた後、飛行機の天井を数回殴ったという。
そして母親を守ろうと子供達がやってきたことから、アンジェリーナはブラッドを後ろから掴むことが出来たものの、ブラッドがそれを振り払おうと後ろ向きに身体を倒したことから、アンジェリーナは座席に叩きつけられ背中と肘を負傷したそうだ。
その後ブラッドは、勇敢にお互いを守ろうとした子供達の1人の首を絞め、もう1人の顔を叩いたほか、ビールや赤ワインをアンジェリーナや子供達にかけたという。
2016年9月にはFBIが同事件を捜査したものの、最終的に起訴には至らなかった一方、アンジェリーナはその後間もなく離婚を申請していた。
アンジェリーナは今週提出した書類に、「ブラッドの広く知られているアルコール依存の問題」のため、アルコール業界に関与することに気まずさを感じていることもあり売却を望んでいると記している。